生クリームは何パーセントですか?

製菓理論

生クリーム、35%、40%、42%、45%…とパッケージに書いてますよね。

このパーセンテージは乳脂肪分なんですが、脂肪分が高いほど濃厚なクリームになります。

では、どの生クリームがなんのお菓子に適しているのか。

人それぞれ、いろんな使い方があるかと思いますが、私の使い分けをご紹介します。

「35%」

まず、よく使うのがムース用です。

そしてパンナコッタやクレームアングレーズなど加熱する時に使うときも35%のものを使います。

ガナッシュを作る時も。

お料理に使う時もこちらです。

レッスンでやっているものだとキッシュ。

あとはクリームスパゲティとかも35%。

35%の生クリームは私にとっては常に冷蔵庫に入れておきたいくらい、よく使います。

「40%、42%」

こちらは、加熱用でなく、クレームシャンティ(生クリームを砂糖を入れて泡立てたもの)用に使う時が主です。

代表的なのがショートケーキ。

30%代の生クリームだといくら泡立ててもゆるすぎてしまいます。

45%以上だとかたくなりすぎる。ナッペをしながらクリームがボソボソしたり、分離してきます。

「45%、47%」

泡立ちやすくかたいクリームができます。

でも扱いが難しい部分があるのがこちら。

他のパーセンテージのものよりあまり出番はありません。

しっかりとしたクリームを土台に使いたいときに私は使います。

あとは純粋にクレームシャンティを味わいたい時。脂肪分が高いので濃厚なクリームの味を楽しめます。パフェやクレープに入れるクリームなんかはこちらがいいです。

そういうわけで、私がよく使うのが35%と40%、42%です。

ちなみに、フランスのスーパーで買える生クリームはこういうパーセンテージの表示はありません。

フランスのクリームについてはまた別の機会にウインク

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