製菓理論を学ぶ理由

製菓理論

プチパティシエ講座、ディプロム講座、4月スタート生募集開始しました。

 

アドバンス講座も作ったため、ベーシック講座と呼んでいます。プチパティシエ講座(趣味の方向けの講座)であってもお菓子作り中級以上の方を対象としている為、ベーシックとは言えないかもしれません。

でもお菓子作りが好きな方なら大丈夫だと思います。なぜなら、お菓子作り好きならご家庭で作ったことあるはずだからです。

製菓理論の座学を入れているのがこの講座の特徴になります。

私が製菓理論を学びたいと思ったのは実際に働き始めてから。ある程度お菓子を作っていると失敗したときの理由が知りたくなるし、どうしてここに塩が入るのかな?などの理論を知りたくなるんです。その上で理論を学ぶと「あー、これはそういうことなのか。」というのが分かるんです。

あまりお菓子作りをしたことの無い方だと「柔らかいバターをホイッパーで混ぜると白っぽくなる」という理由を説明したくても、まずやったことがないとピンと来ないのです。だから身にならないのです。まさに頭の中で理解して頂くだけになってしまうんですね。

お菓子作りを10年やっている方なら、何度かは失敗を経験しているはずです。その上で理論を学ぶと「なるほどそういうことだったのか」と理解が深まるんです。そして同じ失敗は2度としないように心がけます。

私自身が学校に通わずに現場で働き始め、行き詰まって学校に通い始めたのも、製菓理論を学びたくなったからなんです。

しかし、コルドンブルーの授業は材料の製菓理論は別になっていました。追加料金で受けたい人だけが受ける。私の同じクラスで20人くらいいましたが製菓理論の授業を追加で受けていたひとは他にいませんでした。

あまり理論までは興味ないという方が多いということに驚きました。

でも、実技をやればやるほど理論の重要性がわかる。

お菓子作り中級以上のこの講座で製菓理論の座学付きにしたのはそういう理由でした。

1月はパイ生地を学ぶ月なのでたくさん使う「バター」。

2月は「チョコレート」

3月は「卵」

5月は「凝固剤」

7月は「小麦粉、膨張剤」

を学んで頂きます。

さらにアドバンス講座では「砂糖」「乳製品」についても。

製菓理論がわかれば何が出来るか?

①アレンジ力がつく

②失敗の原因がわかるようになる

③レシピ作りができるようになる

④効率のいい作り方が身につく

いいこと尽くしなのです。

例えばこのムース、ブラックチョコレートじゃなくてホワイトチョコレートに変えようかなと考えたとき。2つのチョコレートの違いがわかっていないと失敗します。ホワイトチョコレートはブラックチョコレートより固まる力が弱いので、ゼラチンを少し加えてあげないといけません。

そういう性質をわかっているとアレンジ自在になります。

製菓理論で理解を深めてお菓子作りをより楽しんで頂ける講座です。

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