粉をふるう理由

製菓理論

粉を振るう理由。

粉を振るうことによって空気を含ませると書いてある本もありますが、やっぱり一番は

だまをなくし、他の材料と混ぜやすくすることです。

なので、だまがなければ振るう必要はないです。

たとえば、強力粉。

粒子が粗くサラサラしているので、薄力粉に比べるとダマになりにくいので、(保管方法によりますが)、使用するときにダマになっていなければふるう必要はありません。

日本のケーキ屋さんでは粉を2回振るうところもありました。

コルドンブルーの授業では粉を振るわないフランス人講師に「なぜふるわないのですか?」と質問をしているクラスメイトもいました。

粉は振るうものというのが常識というか当たり前で、振るわないという選択肢がフランスに行くまえの私にもなかったように思います。

フランスのケーキ屋さんでは小麦粉をふるうという行為は見たことがありません。

理由は

①湿度の違い。

日本と比べてフランスは乾燥しているため、粉がだまになりにくい

②小麦粉の性質の違い。

→またフランスの小麦粉については別の日にご説明します。

ここで、私がお伝えしたいのは「粉を振るわなくていい」のではなく、「理由を考えて必要ならする」ということです。

どちらか迷ったらふるうに越したことはないのですがウインク

なので、ココアパウダーや粉糖がだまになっていたら、もちろんふるってから使用していました。

ちなみに小麦粉を掴んでぎゅっとして開くと

薄力粉は、粒子が細かいので、かたまりができています。

こちらは強力粉。サラサラしているのがわかりますねおねがい

ちなみにこちらはフランスの粉でリスドオル。

薄力粉と強力粉の中間くらいですね!

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