私は、製菓学校に通わずに現場に飛び込んでしまったので、コルドンブルーに通ったのは20代も後半になってからになります。
よくある辻製菓や東京製菓などの学校は高校卒業してすぐに通う人が行くところというイメージだったし、そんな若い子たちと一緒には学べないと思っていました。
コルドンブルーなら週末に授業があり働きながら通うということができるので現実的だったんです。また、将来的にフランスへ行きたいということもあったので、上級コースからパリ校にいくことを見越して申し込みをしました。
製菓理論が学びたくて入ったのですが、通常のメニューに製菓理論の座学はありませんでした。まず先生のデモンストレーションがありそのことの質問に絡めて製菓理論を聞くことは多少ありました。それでも初めてみるようなフランス菓子を作れるというのはとても楽しかったです。そんななか「材料の授業があるので受けたい方は別途お申込みください」という案内がきました。卵や小麦粉、砂糖など、材料ごとの特別講義があったんです。もちろん追加料金で受講しました。その内容はとてもいいのですが、やはりコルドンブルーは実技中心な気がします。ある程度作ったことのある方が通うにはいいと思いました。
こちらは私の以前のブログです。コルドンブルーパリ校で学んでいた内容も載せているので参考にしてみてください。
コルドンブルーパリ校では、コースごとに1度みんなで食事会が料金に含まれています。初級や中級はビストロなどに行ったりするようです。
私は上級コースから入ったので「クリヨン」というコンコルド広場にある高級ホテルでのディナーがありました。みんな大興奮!
またランジス市場にいくツアーもあったり、パリならではの体験ができるところがよかったです。
そしてなんといっても、卒業パーティの豪華さ!コルドンブルーの校長先生?の知り合いが持っているらしい、サントノーレ通りにある邸宅にてパーティがありました。
もう、貴族のお屋敷のようなところです!!
卒業後はみなスタージュと言って研修生として働く場所が与えられます。
そこも日本のコルドンブルーとは違う点です。フランスではアプランティといって見習いが14歳くらいから始まります。なのでだいたいどこのパティスリーにも正社員として働いているパティシエに加えてスタ―ジュ生とアプランティがいるんです。
スタージュもアプランティも受け入れるのがフランスのパティスリーで、職人を育てていくという体制があります。
私が日本で通っていたコルドンブルー代官山校はなくなってしまったのですが、コルドンブルーに通いたかった方がいま生徒さんになってくれたりしています。
「コルドンブルーより安いし、少人数制だし、製菓理論もきっちり教えます!」とお伝えしています(笑)。
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