生徒さんから「ベーキングパウダーを使ったケーキを食べると舌が痺れることがよくあるんだけど、なぜか」という問い合わせがありました。
私自身、パウンドケーキを食べて舌が痺れる経験をしたことがなかったので、すごい発見でした。
生徒さんによると「先生の教室で食べたものは大丈夫でしたが、お友達など素人が作ったパウンドケーキを食べるとたいてい舌が痺れます」とのこと。
ベーキングパウダーは重曹と酸化剤を合わせたものです。これが水分と反応して炭酸ガスが発生し、オーブンに入れて温度を上げることで生地が膨張します。
ベーキングパウダーの量が多すぎると、分解されずに残り、口の中の唾液と反応して炭酸ガスによる痺れが出るというからくりのようです。
ベーキングパウダーて、使用する量がすごく少ないのですが、アクシデントで少し多めにいれちゃったりする方もいるのかもしれません。
ちなみに、わたしが普段作っているパウンドケーキは小麦粉100gに対して1gから2gの間です。少ない方だと思います。
ベーキングパウダーに敏感に反応される方は少なく入れる、もしくは使用せず卵の力で膨らませるのがいいかもしれません。
こちらの柚子ケーキは、ベーキングパウダーを使用せず、メレンゲの力で膨らませています。きめ細かい生地になるので、こちらの方が好きです
ちなみに、私が中学生の時に本を見ながら作っていたスポンジ生地はベーキングパウダーを使用したものでした。当時はベーキングパウダーを入れれば膨らむからと少し多めに入れていたこともあった気がします
ベーキングパウダーについて向き合うきっかけを頂いた生徒さんに感謝です
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