この年末年始に行ったパリの旅の目的は「お菓子を食べまくること」。
プチパティシエ、ディプロム講座は「伝統とトレンドが混在したいまのパリのお菓子」です。そこからアドバンス講座、沼沼講座…となるわけで。
常にパリのトレンドを見ていく必要があります。
住んでいた頃からですが、パリの街歩きは楽しい。本当に楽しい。
お菓子屋さんからお菓子屋さんが見える。パン屋さんからパン屋さんが見える。このくらい、たくさんあるんです。
以前からあったパティスリーに加え、どんどん増えていて、もう胃袋完璧に足りません‼️
というわけで、今回の気付いた点をまとめます。
1.パン屋さんが面白い!
私は元々、パンがそんなに好きではなく、完全にお米派です。朝食は家族の中で唯一ご飯を希望していたので、母は私のためだけに和食を用意しなければいけなかったのでした…。
2012年にパリに移住したときもパンがあまり食べれなく…。そのため最初の一年は10キロくらい痩せました。
それから美味しいバゲットを見つけたりして好きになるわけですが、それでもお米好きは変わりません。
今回、とても魅力的なパン屋さんをいくつか見つけました。
もう、通い詰めて全制覇したいくらい!
陳列の方法も素敵で、見ていて大興奮でした。
パン屋さんがどんどんパティスリー部門に力を入れていると感じます。そして、それが美味しい!
以前ならパティスリーとブーランジェリーが一緒になっているお店は大抵ケーキはあんまり…だったのが、美味しいんです。
パン屋さんなので、バゲットやカンパーニュなどのハード系のパンから、クロワッサンなどのヴィエノワズリー。そしてキッシュも何種類も!フォカッチャのようなお惣菜パンもあります。
娘と「全部食べたいよー」と悩んでました。
旅行できているので色んなお店に行きたいんですが、一つのお店で魅力的な商品があり過ぎる!もう住まなくては!という気にさせられてしまうんです。
2.マドレーヌの進化
マドレーヌて私の中で結構素朴なお菓子だったんです。フィナンシェと比較して断然フィナンシェ派だったので、あまり興味がなかったというのが正直なところでした。
パリ18区のモンマルトルにある「Gil Marchal」がマドレーヌをお店のウリにしていて、マドレーヌの中にクリームを入れたり、チョコレートをかけたり。私が住んでいた頃から始まっていたマドレーヌの進化。
もうどこのお店もやっているようで。
あの素朴なマドレーヌはどこに行ったのかという。とても洗練されたマドレーヌの数々を見ました。なのでその分、お値段もお高い。1個4ユーロしたりして、びっくりですね。
マドレーヌはちょっとしたおやつというイメージからかけ離れているところにありました。
3.クッキーがクッキーじゃない!
今回見たのがクッキーか凄く大きくて、その上に色々のっているもの。
チョコレートだったり、キャラメルだったり。。
ムースのケーキは何層にもなって組み立てて作りますが、クッキーもひと手間もふた手間もかかっているものをたくさん見かけました。
なので、もちろんボリュームもある。
クッキーの高級バージョンになっていて、パウンドケーキくらいボリュームがありました。
アメリカやイギリスなどの英語圏のクッキーを洗練させたものですね。
こちらもクッキーの進化です!
4.ピーカンナッツのお菓子
フランス語だとNoix de pécan (ノワドペカン)と言います。
日本だとピーカンナッツのお菓子はあまり見ないですが、フランスではよく見ます。
ピーカンナッツ➕バニラの組み合わせはもう鉄板で、私も沼沼講座でタルトバニーユノワドペカンをメニューに入れました。
今回ももちろんその組み合わせは見たんですが、更に、キャラメルをそこに合わせているのを見かけました。
食べていないのですが、甘そうなので、キャラメルを結構苦くしないとかなと思います。
5.プラリネココ
プラリネとはナッツにキャラメルがけしたもの、またはそれをペースト状にしたものをいいます。
アーモンドやヘーゼルナッツを使ったものが一般的です。
今回パリのお菓子屋さんではプラリネココという表記を割と見たので驚きました。
結局食べなかったのですが、フランス語で調べたら割と出てきたので珍しいものではないのかもしれません。
6.クロワッサンの進化
クロワッサンが形を変えて、中にクリームやジャムを入れたり、進化しています。ニューヨークロールのような形もあれば、筒状だったりもします。
クロワッサンの進化はヴィエノワズリーの進化。フランスのパティスリー、ブーランジェリーがどんどん活気付きます。
7.洋梨たくさん!
季節的に旬な果物が少ないからか、洋梨を使ったケーキやパンをよく見かけました。もちろん、そのままではなくコンポートにしたもの。
洋梨のコンポートとチョコレートがのったデニッシュのようなパン。
洋梨とキャラメルを合わせたムース。などなど。
洋梨の使い方の参考になりました😊
8.バブカ
バブカは元々は東ヨーロッパのユダヤ人の間で食べられていたパン。
後にアメリカでチョコレートクリームを入れたものが作られ、シナモンが入ったりと発展してきました。
それがいま、パリでも流行っているようです。ピスタチオやプラリネを練り込んだバブカをよく見かけました。
やっぱり、パリは楽しい!
伝統的なパンやケーキを扱うお店。
トレンドをひたすら追う店。
混在しているお店。
どんどん新しいお店が増えるので、もう楽し過ぎるんです。
前回パリに行ったのが夏だったので、アイスをよく食べていました。
アイスクリーム屋さんもたくさんあるんです。
1月はガレットデロワ
2月はクレープ
3月はパック(イースター🐣)
などのように季節ごと、イベントごとに食べれるお菓子があったり。
本当飽きが来ない。
そんなわけで、ますますフランス菓子沼にハマって行った旅でした。
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