最近は確定申告などの事務作業が多くなっています。
個人事業主の方に会うと「確定申告終わりました？」という話になります。
今年は確定申告とより深く向きあいました。
なぜなら今までは売り上げや経費など数字をすべてエクセルに出して、それを母に丸投げしていたので（笑）。父が自営業だったので会計全般は母がやっており「ついでにやってあげる」という言葉に甘えていました。
生徒さん説明したりするにも自分でe-taxの入力などをしていかないといけないと思い、今年は勉強をしました。
お菓子作りを仕事にする人のための確定申告ガイド
お菓子作りを個人で仕事にしたい方にとって、確定申告は避けて通れない大切な手続きです。「難しそう」「何をすればいいのかわからない」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか？今回は、個人事業主としてお菓子販売や教室運営をしている方がスムーズに確定申告を行うための基本的な流れやポイントを解説します。
1. 確定申告とは？
確定申告とは、1年間（1月1日～12月31日）の所得を税務署に報告し、納める税金を確定させる手続きです。個人事業主は原則として、翌年の2月16日～3月15日の間に申告を行います。
確定申告をすることで、
- 納めるべき税額が決まる
- 経費を適切に申告することで節税ができる
- 青色申告を活用すれば控除が受けられる といったメリットがあります。
2. 確定申告が必要な人とは？
お菓子作りを仕事にしている方で、以下のいずれかに該当する場合は確定申告が必要です。
- 年間の所得（売上から経費を引いた額）が48万円を超える人
- お菓子教室や販売を副業としていて、給与所得以外の所得が20万円以上の人
- 税金の還付を受けたい人（例：開業初年度の赤字を翌年に繰り越したい場合）
逆に、お菓子起業をしても年間所得が48万円以下であれば申告の義務はありません。
還付を受けるために申告するのは自由です。
3. 確定申告の種類
確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。
3-1. 青色申告（おすすめ）
メリット
- 最大65万円の控除が受けられる→貸借対照表を作ることにかなり苦戦しました！！
- 赤字を3年間繰り越せる
- 家族に支払った給与を経費にできる
デメリット
- 事前に「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出する必要がある→デメリットというデメリットではないように私は思いますが。
- 帳簿をしっかりつける必要がある
3-2. 白色申告
メリット
- 簡単な帳簿で申告できる
デメリット
- 控除額が少ない（特典なし）
- 赤字の繰り越しができない
結論：本気でお菓子作りを仕事にするなら、青色申告の方が節税効果が高くおすすめです！
ちなみに私は開業届を出しに行ったときに「青色にしますか？白色にしますか？」と聞かれ、なんとなく「青です」と答えたくらいの認識でした（笑）
4. 確定申告の手順
4-1. 必要な書類を準備する
確定申告には以下の書類が必要です。
- 売上帳（レッスン料や販売額を記録）
- 経費帳（材料費、道具代、家賃、光熱費など）
- 預金通帳
- 領収書・レシート
- 開業届（初年度のみ）
4-2. 申告書を作成する
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」や会計ソフト（freee、弥生会計など）を使えば、初心者でも簡単に作成できます。
今回は本を読んで直接e-taxに入力をし始めましたが、「弥生の青色申告」にて入力し直しました。ちなみに最初の一年は無料なので試してみてもいいと思います！
4-3. 税務署へ提出 or e-Taxでオンライン申告
- 紙で提出：最寄りの税務署に郵送または持参
- e-Tax：マイナンバーカードを使えばオンラインで完結☚おすすめ
5. 経費として計上できるもの
確定申告では、事業に関係する支出を「経費」として申告できます。お菓子教室や販売業をしている方が計上できる代表的な経費は以下の通りです。
- 材料費
- 包装費（箱、リボン、シールなど）
- キッチン用品（オーブン、ミキサー、型など）
- 家賃・光熱費（一部を事業用として按分）
- 宣伝費（SNS広告、ホームページ制作費など）
- 交通費（仕入れや打ち合わせの際の交通費）
- 研修費（お菓子のスキルアップ講座など）☚起業初めてからも私のレッスンに通う方ならレッスン料を経費として計上できます。
経費をしっかり計上すれば、課税対象額を減らすことができ、節税につながります。
6. 節税のポイント
確定申告をするときに活用できる節税ポイントを紹介します。
6-1. 小規模企業共済の活用
小規模企業共済に加入すると、掛け金が全額所得控除になり、将来の資金準備にもなります。
6-2. 家事按分の適用
自宅を教室にしている場合、家賃・光熱費の一部を経費として計上できます。
7. まとめ
お菓子作りを仕事にする方にとって、確定申告は正しく行うことで節税につながる重要な手続きです。特に青色申告を活用すれば、税負担を軽くしつつ、しっかりと事業を発展させていくことができます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、毎月の売上や経費を記録する習慣をつければスムーズに申告ができます。
必要であれば生徒さんが開業をして確定申告で悩んだときには相談にも応じますので、安心して開業してもらえたらと思います。
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