今のフランス菓子

私の教室ではザ・王道のフランス菓子を扱っています。

 

でも、ただのフランス菓子ではありません。「いまのパリのケーキ屋さんで売っているフランス菓子」です。

プチパティシエ講座、ディプロム講座はお菓子作り中級以上の方を対象としています。

お菓子作り歴が10年以上という方が多くいらっしゃいます。

作るのももちろん、食べるのが好き。

そういう方達でも、レッスンの冒頭で「今日作るお菓子、食べたことある方?」というとない方も多くいらっしゃいます。

食べたことがあっても、1度だけとか。

講座メニューは「フランスのケーキ屋さんではどこでもあたりまえのように手に入るお菓子」ばかりです。

だけど、日本のケーキ屋さんではあまり見かけないのです。こんなにケーキ屋さんがたくさんあるのに。

フランス菓子=バターたっぷりで甘い

とか、ブッシュドノエルは切り株の形をしてフォークで線を引いたケーキ

など。日本で浸透しているフランス菓子の定義がかなり昔のもので止まっているように感じます。

実際には日本でよく知られているフォークで跡をつけたブッシュドノエルは、ほとんどのケーキ屋さんでは置いていません。一部のパン屋さんで見たことがあるかもしれません。

いまのパリのお菓子達は、とっても洗練されていて、職人たちの高い技術のもと作られています。でも、伝統菓子の大切な部分はそのまま残しています。その上で研ぎ澄ましている。

フランスに住んで好きになったお菓子がたくさんあります。

その中で3本の指に入るのが、フレジエ、パリブレスト、フォレノワール。

フランスならどこのケーキ屋さんでも置いてある定番のお菓子。

でも日本だとなかなか見かけない。

こんなにたくさん美味しいフランス菓子がまだまだある。

それを広めたいという気持ちで教室をしています。

私一人だとなかなか時間のかかる作業ですが、ディプロム講座の生徒さんが今後教室や販売で広めてくれると思います。

趣味の方でも、お友達や家族に作ったものをあげて広めてくれています。

フランス時代に仲良くなった友人の多くはフランスに残っています。

私は元々日本が大好きなので、フランスに長く住むというつもりはありませんでした。結果、思ったより長く、5年滞在して日本に帰国しました。

パリに住んでいる友人の話を聞くと「また住みたい!」と思ったりもします。

でも、日本に帰国した私が出来ること。

それは「フランスのいまのお菓子を日本に広めること」

フランス菓子て奥深い。

そして、美味しい。

知れば知るほど、フランス菓子沼にハマる。そんな方が一人でも多く増えてもらうのが私の目標です。

 

 

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