フォレノワールを広めたい!会長のつぶやき
何年も前から、私は「フォレノワールを日本に広めたい会の会長」です。もちろん自称ですが(笑)それくらい、このケーキには思いがあるんです。
フランスでは定番のケーキ
私はパリで2件、エペルネーで1件のパティスリーで働きました。そのすべてのお店でフォレノワールは売っていました。
瓶や缶のチェリーを使えば一年中作れるため、季節を問わず登場する定番ケーキ。
伝統的なタイプから、ムースで仕上げた今風のタイプまで、さまざまなフォレノワールを見てきました。
プチパティシエ講座でも大人気!
6月のプチパティシエ講座では、私がパリで2件目に働いたお店のレシピを元にした、伝統スタイルのフォレノワールを作ります。
小さなお店でしたが、たくさんの種類のケーキがあり、私はその中でフォレノワールを担当していました。
シェフがいちばん好きなケーキだったので、毎回とても厳しくチェックされていて、ドキドキしながら作っていました。
それだけに、私にとっても特別なケーキなんです。
日本ではまだまだ知られていない?
生徒さんに聞くと、「フォレノワールを知らない」「名前は聞いたことがあるけど、食べたことがない」という方が多いんです。
フランス菓子が日本にもだいぶ広まってきたように見えて、実は本当においしい本場の味は、まだまだ知られていないと感じます。
でも、フォレノワールを食べると、みなさん感動されます。
「今まで食べた中でいちばん好き!」と声をそろえる生徒さんも多いんです。
ネット販売でも大人気でした
以前、カップタイプのフォレノワールをネット販売していた時も、リピーターがとても多くて。
今でもインスタのDMで「今年はいつ販売しますか?」とお問い合わせをいただくこともあります。
それだけ、**「食べれば気に入る」「他では手に入らない」**ケーキなんです。
フォレノワールってどんなケーキ?
「Forêt Noire(フォレ・ノワール)」はフランス語で「黒い森」という意味。
チェリーとチョコレートを使った、しっとりした黒っぽいケーキです。
日本でさくらんぼというと🍒のイメージですが、フォレノワールで使うのは「アメリカンチェリー」系。
ヨーロッパでもこれが主流で、黒に近いエンジ色の実を使います。
こだわりポイント5つ
私のフォレノワールには、こんな5つのこだわりがあります。
① 自家製チェリーコンポート
缶や瓶は使いません。
フレッシュチェリーを軽く煮て、シャキッとした食感を残したまま仕上げます。
一度食べたら忘れられないおいしさ!
② ふわふわジェノワーズショコラ
卵をしっかり泡立てて、日本のショートケーキのようなふんわり生地に。
ココアが入るぶん、泡が消えやすいので注意が必要。しっかり立てて焼きます。
③ さっぱりチョコクリーム
ブラックチョコを使いますが、カカオは高すぎないものを使用。
チョコの香りを残しつつ、重くなりすぎない軽い口あたりに仕上げます。
④ アンビバージュ(シロップ)
生地にしみ込ませるシロップには、自家製チェリーの煮汁も使います。
ゼリーにしたり、炭酸で割ってもおいしい万能シロップです。
⑤ 手作りチョココポー
飾りのチョコは、自分で削ります。
市販のものは機械で削っているからか均一すぎてかわいくない…。
手で削ると、不揃いでとてもかわいいです。
削り方も教えています。
作ってほしい!でも、まずは食べてみてほしい!
このフォレノワール、講座で作ることももちろんおすすめですが……
まずは食べてみてください。
「フォレノワールって、こんなにおいしかったんだ!」
そんな声がたくさん届いています。
💡まとめ
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フランスでは定番、日本ではまだレア
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フレッシュチェリーや手作りにこだわりあり
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一度食べたら忘れられない感動の味
フォレノワール、あなたも会員になりませんか?(笑)
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