テンパリングをして余ったチョコレートの使い道

お知らせ

今月はベーシック講座もアドバンス講座も「チョコレート漬け」です(笑)。

日本のバレンタインに合わせて2月はチョコレートにしました。講座で作ったものをそのままプレゼント出来たら便利かなと思いましたが、この大変さを経て作ったものは「あげない!自分で食べる!」とか「子供にはあげるけど、この大変さが理解できない人にはあげない」など、みなさん様々です。

フランスではバレンタインは男性が女性に花をプレゼントします。2月14日にはお花屋さんが長蛇の列!!衝撃的でした。近所の素敵なお花屋さんは人気があり、諦めてあまり人気のないお花屋さんで買ってきてくれたのを覚えています(笑)

ベーシック講座ではこちらを作ります。

生徒さんにはブラック(スイート)チョコレート、ミルクチョコレートをテンパリングしていただきます。ホワイトチョコレートは私が皆さんの分を一緒にテンパリングします。

アドバンス講座ではこちら。

 

 

同じく、ブラック(スイート)チョコレートとミルクチョコレートをテンパリングしていただきます。

このテンパリング、量が少ないと難易度が上がります。なので、少し多めに用意してテンパリングしています。ご自宅でやるときにも是非多めのチョコレートでテンパリングして頂きたいのですが、そしたら当然余ります。

「余ったチョコレートはどうするか?」

という疑問が出てきますよね。

理論的には「テンパリングが成功していれば、固まったチョコレートを溶かしてまたテンパリングに使えます」

ですが、私はやらないです。

なぜならテンパリング中に万が一水や何かが入っている可能性がある。時間が経ってからブルームが出ることもある。なので、一度使ったチョコレートは基本的には再度テンパリングでは使用していません。

ただ、同じ日に使う場合。例えばアドバンス講座ではチョコレートモールドを使ってボンボンショコラを作るのですが。

①最初にチョコレートを流して固める

②キャラメルを入れる

③またチョコレートで上に蓋をする。

この①②でそれぞれテンパリングをするのですが、同じチョコレートを使っています。

なので①で余ったチョコレートでまた③で使っていきます。レッスン中なのでそんなに時間は空かないのでそうしています。

では、まず余ったチョコレートをどうするのか?

①クッキングシートをしいたバットに流して18℃以下の冷暗所で固めます。

②固まったらジップロックなどに入れて保管します。

このチョコレートの使い道

・ムース  チョコレートムースに使えます。

・生チョコクリーム フォレノワールなどに使っている生チョコクリームを作れますね。

・グラサージュ  今月の単発レッスンで作っている「ロッシェ」のグラサージュに使えます

・生チョコ   ガナッシュに使えます。生チョコやトリュフ、ボンボンショコラのセンターのガ        ナッシュ、マカロンショコラのガナッシュなどなど

・ガトーショコラ  ガトーショコラやチョコのパウンドケーキに使えますね。フィナンシェショコラとか焼いてしまう系のものは全部に使えます。

・チョコフレーク テンパリングせずにバターなどと混ぜるだけで作れちゃいます。

・ココア    フランス語で「ショコラショー」。日本だとココアパウダーで作るイメージが強いですが、フランスのショコラショーはもうほぼチョコレートを飲んでいるような感じでした。

ざっと思いついただけでこれだけあります。なのできっともっと出てくるとは思います。

こんなに再利用できると思うと気兼ねなくテンパリングが出来ますね。失敗しても大丈夫!

当たり前だけど、やってみなければ成功はしないんです。

チョコレート作りは18℃以下の場所で作業してほしいので、今の時期がいいです。

ぜひぜひたくさん練習してみてください。

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